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💉 薬理

国試頻出!抗不整脈薬の分類まとめ|Vaughan Williams分類をわかりやすく解説

📅 2026年5月14日
📖 この記事でわかること
  • Vaughan Williams分類(Ⅰ〜Ⅳ群)がわかる
  • Ia・Ib・Ic群の活動電位への影響の違いが覚えられる
  • 第111回国試の過去問(問32)で実戦練習できる
目次
  1. 1.抗不整脈薬のVaughan Williams分類
  2. 2.Ⅰ群の細分類(国試最頻出!)
  3. 3.Ia・Ib・Ic群の比較まとめ
  4. 4.Ⅲ群(K⁺チャネル遮断)
  5. 5.第111回 国試過去問チェック

抗不整脈薬のVaughan Williams分類

抗不整脈薬は作用機序により4群に分類されます。

主な作用 代表薬
Ⅰ群(Na⁺チャネル遮断) 活動電位の立ち上がり速度↓ キニジン・リドカイン・フレカイニドなど
Ⅱ群(β遮断薬) 交感神経抑制・心拍数↓ プロプラノロール・アテノロール
Ⅲ群(K⁺チャネル遮断) 活動電位持続時間延長 アミオダロン・ソタロール
Ⅳ群(Ca²⁺チャネル遮断) 洞結節・房室結節の抑制 ベラパミル・ジルチアゼム

Ⅰ群の細分類(国試最頻出!)

Ⅰ群はさらにIa・Ib・Icに分けられ、活動電位持続時間への影響で区別します。

Ia群(活動電位持続時間を**延長**する)

Na⁺チャネル遮断+K⁺チャネル遮断も持つため、活動電位が長くなります。

薬物 特徴
キニジン 最古の抗不整脈薬。頻脈性不整脈全般
ジソピラミド 抗コリン作用が強い(口渇・尿閉)
シベンゾリン 低血糖の副作用に注意
プロカインアミド SLE様症状の副作用

Ib群(活動電位持続時間を**短縮**する)

Na⁺チャネル遮断のみ。活動電位持続時間は短くなります。

薬物 特徴
リドカイン 局所麻酔薬でもある。心室性不整脈に注射で使用
メキシレチン 経口投与可能なリドカイン類似薬
アプリンジン 上室性・心室性不整脈

覚え方:「Ib(いいば)は短い」→活動電位持続時間を短縮

Ic群(活動電位持続時間に**影響しない**)

Na⁺チャネル遮断のみで、K⁺チャネルに影響しないため持続時間は変わりません。

薬物 特徴
フレカイニド 上室性頻拍・心房細動。器質的心疾患に禁忌
ピルシカイニド 心房細動・上室性頻拍
プロパフェノン β遮断作用も持つ

Ia・Ib・Ic群の比較まとめ

Na⁺チャネル遮断 K⁺チャネル遮断 活動電位持続時間 代表薬
Ia ++ あり 延長 キニジン・ジソピラミド・シベンゾリン
Ib + なし 短縮 リドカイン・メキシレチン
Ic +++ なし 変化なし フレカイニド・ピルシカイニド

Ⅲ群(K⁺チャネル遮断)

活動電位持続時間を延長し、有効不応期を延ばします。

薬物 特徴
アミオダロン 多くのチャネルを遮断する多機能薬。肺毒性・甲状腺障害に注意
ソタロール K⁺チャネル遮断+β遮断作用
ニフェカラント 純粋なK⁺チャネル遮断薬。心室性不整脈に注射

第111回 国試過去問チェック

問32(第111回 必須問題)

電位依存性Na⁺チャネルを遮断する抗不整脈薬のうち、心筋の活動電位持続時間に影響を及ぼさないのはどれか。1つ選べ。

  1. シベンゾリン
  2. ジソピラミド
  3. キニジン
  4. ピルシカイニド
  5. メキシレチン

正答:4

解説:

  • シベンゾリン → Ia群:活動電位持続時間を延長する
  • ジソピラミド → Ia群:活動電位持続時間を延長する
  • キニジン → Ia群:活動電位持続時間を延長する
  • ピルシカイニド → Ic群:活動電位持続時間に影響しない(正解)
  • メキシレチン → Ib群:活動電位持続時間を短縮する

試験のコツ:「Ia群3人組(キニジン・ジソピラミド・シベンゾリン)は延長する」を先に覚えると、消去法で解けます!

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